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 アメリカエネルギー省、部族社会のクリーンエネルギーとエネルギー効率化プロジェクトを助成

発表日:2016.03.22


  アメリカエネルギー省(DOE)は、24のインディアンとアラスカの部族社会を含むクリーンエネルギーおよびエネルギー効率化プロジェクトに計900万ドル以上助成すると公表した。最新の調査では、インディアンの所有する土地はアメリカ全体の2%に満たないものの、再生可能エネルギー資源の5%が含まれていると推定されている。今回の助成は、クリーンエネルギーの導入に伴う部族社会の経済的負担を軽減することで、こうした資源を有効活用し、炭素汚染を削減するもの。費用はDOEからの助成とその他の資金源からの投資で共同負担し、合計の投資額は2500万ドル以上になる可能性があるという。例えば、助成対象機関の1つであるアラスカネイティブ部族健康コンソーシアムは、3つの部族社会の水処理施設を改修してエネルギー効率を高め、年間合計20万1771ドルの操業コストを削減するという。なお、2002年以降、DOEは200件近くの部族社会のクリーンエネルギープロジェクトを助成しており、投資額は計5000万ドル以上に上る。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 環境総合
キーワード アメリカエネルギー省 | DOE | エネルギー効率化 | クリーンエネルギー | 部族社会
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