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 国際エネルギー機関、OECD加盟国の風力・太陽光発電が2015年に16%増加と報告

発表日:2016.04.05


  国際エネルギー機関(IEA)は、月次データの初期分析で、OECD加盟34か国全体の2015年の石油、ガス、電力の生産量がいずれも増加したと公表した。このうち電力については、風力と太陽光が大幅に伸びた(16%増)結果、可燃燃料(化石燃料や、バイオマス・廃棄物等の可燃性再生可能エネルギー等)と水力による発電の減少(約1%減)を補い、全体の発電量はほぼ横ばい(0.3%増)となった。可燃性再生可能エネルギー以外の再生可能エネルギーによる発電も、風力が77TWh増、太陽光が27TWh増で、総電力量の21.5%に増加した。原子力発電は、欧州での減少がアジアでの増加を相殺し、全体で0.5%減の1878.9テラワット時(TWh)となった。2015年のOECDの石油生産量では、アメリカの産出量増加(9.2%増)等が全体を4.8%押し上げ、11億4500万トンに達した。天然ガスの生産量も、アメリカの産出量増加(5.3%増)が全体の2.3%増に貢献した。石油製品とガスの純消費量は、それぞれ1.2%、1.6%増加した。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 環境総合
キーワード 風力発電 | 再生可能エネルギー | 太陽光発電 | OECD | 天然ガス | 国際エネルギー機関 | IEA | 水力発電 | 石油
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