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 ドイツ、電気バスと充電インフラの試験運用をハノーファー市で実施

発表日:2016.04.05


  ドイツ連邦環境省(BMUB)は、電気バスと充電インフラの試験運用をハノーファー市で開始した。これは高速充電可能な電気バス3台を使い、充電インフラと併せてその運用を都市の典型的な近距離公共交通で試験するプロジェクトで、電力需要や修理の必要性についての分析も行われるという。科学的検証についてはフラウンホーファー研究所が指揮をとり、今回得られる研究結果と経験を今後の電気バスの路線運行へ活かすという。バスのエネルギーは、ハノーファーの都市鉄道に使用されている架線網から供給される。BMUBは、電気バスは温室効果ガスをはじめ、騒音や粒子状物質(PM)も大幅に削減でき、気候と環境の保護、街の発展に寄与するとし、バスの購入などプロジェクト費用の総額約255万ユーロのうち約90万ユーロを支援する。ハノーファーはこれまでも環境によい移動手段への取組を進めており、2014年には、バスや電車の定期券に他の交通手段(カーシェアリングやレンタル自転車など)を組み合わせ、自家用車より柔軟で低コストとなるモビリティーカードで環境ラベルのブルーエンジェルを取得している。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 地球環境 大気環境 環境総合
キーワード 公共交通 | 充電インフラ | ドイツ連邦環境省 | 電気バス | BMUB | フラウンホーファー研究所 | ハノーファー市
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