ドイツ、テューリンゲン・バイエルン両州のグリーンベルト保護活動を開始

発表日:2016.04.29

ドイツ連邦環境省(BMUB)は、東西ドイツ旧国境沿いの自然保護地帯「グリーンベルト」で新たな地域を対象とする大規模プロジェクトを開始すると公表した。プロジェクトは、ドイツ南部のバイエルン州から中部のチューリンゲン州にかけて、旧国境沿いに127キロメートルにわたり実施されるもので、このグリーンベルトの総面積の10%近くを占める。連邦政府は、この地域における生物多様性を維持し、同時に州境を越えたビオトープネットワークの実現を目指し、プロジェクトに690万ユーロを拠出する。プロジェクトの運営期間は、2026年まで認可された。この地域には、動物ではベヒシュタインホオヒゲコウモリやヨーロッパチチブコウモリ、ヤマネコ、ヨーロッパザリガニ、植物ではドニス・アエスティワリスやセイヨウキンバイソウといった絶滅の危機にある多数の生物種の生息地が存在している。プロジェクトは、これらの絶滅危惧種の残存地域を保護するほか、東西ドイツ分断の生きた証としてグリーンベルトを保護していくために、重要な役割を担うことになる。

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