世界気候研究計画、合同科学委員会の第37回会合で新たな重要研究課題2項目を決定

発表日:2016.05.01

世界気候研究計画(WCRP)の合同科学委員会(JSC)が第37回会合をジュネーブで開催した。参加した世界18カ国68名の科学者や気候専門家らは研究の進捗状況と今後の方針を検討し、「グランドチャレンジ」とよばれる重要研究課題として、新たに2項目(気候と炭素の相互作用、数年から数十年単位の気候予測)を決定した。WCRPは、世界気象機関(WMO)と国際科学会議の協力の下、気候の予測可能性と人間活動が気候に及ぼす影響の理解を目的として発足。その核をなすのは、CliC(気候と雪氷圏)、CLIVAR(気候と海洋)、GEWEX(全球エネルギーと水循環)、SPARC(成層圏‐対流圏のプロセスと気候におけるその役割)の4つの研究プロジェクトで、この他に地域気候のダウンスケーリングも行われている。グランドチャレンジは、これらの土台の上に、特に国際的な連携や調整を必要とする重要課題の研究や観測を行い、意思決定者が実際に活用できる情報を提供するために起ち上げられたプロジェクトで、すでに雲、海面変化、融氷など5項目の活動が進められていた。今回の会合ではまた、地域の適応策立案等に役立つ地域気候情報の組の活性化についても検討した。

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