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 ドイツ、グリーンテク賞を古紙で造る建築システムを開発したECOCELL社に授与

発表日:2016.05.12


  ドイツ連邦環境省(BMUB)は、「グリーンテク賞・建築住宅部門」を、古紙を用いる建築システムを開発したECOCELL社に先行して授与したことを公表した。このシステムの壁部材は、再生紙100%のハニカム構造にごく薄いセメント層を施したもので、耐水・耐火性が高く、木材を用いたサンドイッチ型複合構造により、堅牢で断熱性も高い。モジュール式で部材を接ぎ合せて組み立て、後に再び簡単に分解することができる。耐震性もあることから難民収容施設や被災地支援に適しているという。BMUBは、「資源効率が高く、迅速かつ安価で組み合わせることができる革新的な建築システムであり、持続可能な建築の模範となり得る」としている。「グリーンテク賞」は、世界最大級の環境・ビジネス賞であり、2008年以降、毎年多様な部門において企業や学術機関、民間プロジェクトを表彰している。建築部門は、持続可能な経済と気候保護において最大級の可能性を持つことから、この建築住宅部門賞は、特に重要な意味を持っているという。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 住宅 | 建築 | ドイツ連邦環境省 | 資源効率 | 古紙 | BMUB | グリーンテク賞
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