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 世界資源研究所など、食品のロス・廃棄物を測定する初の世界基準を発表

発表日:2016.06.06


  世界資源研究所(WRI)は、企業や政府等が食品ロス・食品廃棄物を確実で一貫性のある方法で測定、報告、管理するための初の国際的定義および報告要件「食品ロス・食品廃棄物の測定・報告基準(FLW基準)」を発表した。WRIと国連食糧農業機関(FAO)、国連環境計画(UNEP)、廃棄物・資源行動プログラム(WRAP)等との国際パートナーシップ(FLWプロトコル)が策定し、コペンハーゲンで開催されたグローバル・グリーン成長フォーラム(3GF)2016年サミットで発表した。世界では8億人超が栄養不良に苦しむ一方、食料全体の約3分の1が生産地から食卓に届くまでに廃棄または失われ、その経済的損失は世界で年間9400億ドルに上るとされる。また、食品ロス・廃棄物により発生する温室効果ガスは排出量全体の約8%を占めるという。削減への機運は高まっているものの、定義や測定方法が定まっていなかった。今回のFLW基準は、食品ロス・廃棄物削減への戦略策定に極めて重要で、政府・企業が持続可能な開発目標等の国際的約束を果たすための指針ともなるという。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 ごみ・リサイクル 環境総合
キーワード 温室効果ガス | 世界資源研究所 | WRI | 食品廃棄物 | 測定 | 食品ロス | FLW基準
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