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 スウェーデンとアメリカ、気候変動と化学物質および廃棄物処理の関係を考える国際セミナーを主催

発表日:2016.06.07


  スウェーデンは、ナイロビで開催された第2回国連環境総会で、気候変動と化学物質および廃棄物の処理との関係に関するセミナーを、アメリカと共同で開催した。化学物質と気候変動には複雑な関係があり、気候変動の影響で降雨量が増加すると、地中から湖や海へ放出される水銀が増える、北極の氷が融けると閉じ込められていた有害物質が放出され、飲料水や自然環境を汚染するおそれがある、等が指摘されている。特に化学業界の技術発展は著しいため、気候変動対策等の新技術が他方で環境に負の影響を及ぼさないよう、さまざまな観点への配慮が必要だという。セミナーは、気候と化学物質の相互関係、リスク、作業の進め方等に関する初の協議の場となり、化学物質と気候の関係に関する詳細な調査の必要性、産・官・学の協働の必要性等が取り上げられた。セミナーではほかに、組織ごとの個別の課題対応ではなく全体を見た対応の必要性、多くの解決策を持つ産業界との協力の必要性等が指摘された。

情報源 スウェーデン環境・エネルギー省 プレスリリース
国・地域 スウェーデン
機関 スウェーデン環境・エネルギー省
分野 地球環境 健康・化学物質 環境総合
キーワード 廃棄物処理 | 化学物質 | 気候変動 | リスク | アメリカ | 国連環境総会 | スウェーデン環境・エネルギー省
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