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 国連気候変動枠組条約、技術開発・移転の20年の歴史を報告

発表日:2016.06.20


  国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、気候変動に対する地球規模の取組で重要な役割を果たしてきた技術開発および技術移転の約20年間の歴史をまとめたパンフレットを公開した。1992年にUNFCCCが締結され、各国政府はこの枠組みを介して、再生可能エネルギーや省エネルギー技術、気候変動への適応技術等の開発と、気候技術資金を活用した技術移転を進め、国および地域レベルで持続可能な開発の基盤を築いてきたという。この間、協議プロセスを経て技術移転の枠組みが設けられ、地球環境ファシリティ(GEF)等の支援を受けて85か国以上の発展途上国が気候変動への対処と国内発展加速のための技術需要評価を行った。また、GEFを通じた基金と協調融資を使い、緩和技術移転や適応技術移転のための多数のプロジェクトが実施された。2010年には技術メカニズムが設立され、各国の気候問題への取組の加速を支援してきた。今後のパリ協定の達成には技術がさらに重要になり、技術メカニズムの役割がいっそう増すとみられるという。

情報源 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)
分野 地球環境
キーワード 気候変動 | 技術開発 | 気候変動枠組条約 | UNFCCC | 技術移転 | 地球環境ファシリティ | GEF | 緩和 | 適応 | パリ協定
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