フィンランド環境研究所(SYKE)は、環境に優しい製品の普及にエコラベルがもたらす効果を探る新プロジェクトの起ち上げを発表した。このプロジェクトは、北欧のエコラベルであるノルディックスワンの認定基準が、製品の耐久性や寿命、材料循環、再利用をどのように強化するかについて調査することで循環型経済への寄与を評価し、環境に優しい消費に及ぼす効果を調べるとともに基準の改善方法も検討するという。さらに現在、欧州委員会が開発している環境フットプリント評価手法(PEF)との相乗効果も検討する。PEFは製品が環境へ及ぼす複数の影響(CO2排出、水消費、富栄養化への影響など)を単一の評価に統合することを目的としており、SYKEの新プロジェクトは、ノルディックスワンがPEFをどのように活用し、環境に優しい製品の競争優位性を高められるかを探る。プロジェクトはまず、消費者にとって重要な充電式電池、紙、繊維の3つの製品群を調査する。プロジェクトは3年間実施し、成果を基に北欧閣僚理事会と欧州委員会への政策提言を作成するという。
情報源 | The Nordic Swan Ecolabel, Circular Economy and Product Environmental Footprint(SCEPEF) 「ノルディックスワン・エコラベル、循環型経済、製品の環境フットプリント」プロジェクト |
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国・地域 | フィンランド |
機関 | フィンランド環境研究所(SYKE) |
分野 | ごみ・リサイクル 環境総合 |
キーワード | 環境配慮 | エコラベル | 製品 | SYKE | フィンランド環境研究所 | ノルディックスワン | 循環型経済 | 環境フットプリント | PEF |
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