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 IPBES、2005年以降初となる世界規模の生物多様性および生態系評価に着手

発表日:2016.08.15


  生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)は、2005年の「ミレニアム生態系評価」以降初となる新たな地球規模の生物多様性および生態系サービスのアセスメント(評価)を実施することを発表した。自然と人類の福利の相互関係に関する専門家3人が共同議長となり、分野をまたがる100人以上の専門家が協力して3年間にわたり評価を実施する。この評価は、20世紀半ばから21世紀半ばを対象期間とし、人間と自然の関係、変化の直接的および間接的要因、価値、対応の選択肢、自然が人間に与える利益に関する知見の現状を分析。また、持続可能な開発のための2030アジェンダの経済、社会、環境の側面でバランスを取るために必要な相乗効果とトレードオフ、愛知目標を含む国連生物多様性戦略計画の進捗に焦点を当て、生物多様性と生態系の長期的な生活の質への寄与を探る。2017年半ばから一次草案の専門家査読を開始し、執筆者会合、査読、改訂のサイクル2回を経て、最終版の提出は2019年5月を予定している。

情報源 生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES) プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)
分野 地球環境 自然環境
キーワード 生物多様性 | 生態系 | 生態系サービス | IPBES | アセスメント | 戦略計画 | 評価 | 愛知目標
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