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 スウェーデン、2017年度予算案で気候・環境分野に過去最高額を計上と発表

発表日:2016.09.13


  スウェーデン政府は、気候・環境分野に過去最高額の予算を充て2017年度予算案を発表した。それによると、重点分野として、1)スウェーデン全体における先導的取組、2)化石燃料を使わない交通、3)気候変動関連の国際投資、4)再生可能エネルギーへの移行の4つを中心に、合わせて2017~2020年に129億スウェーデンクローナ(SEK、約1548億円)を新たに投資するという。1)では、地域や市町村レベルの排出削減の先導的取組に35億SEK(約420億円)を計上。公共交通への投資を通じて都市環境の向上を目指す都市環境協定への予算も、サイクリングのインフラ整備も含め増額された。2)では、列車輸送へのシフトのため引き続き鉄道を拡充し、2019~2020年の鉄道事業に59億SEK(約708億円)を割り当てた。3)は、EU排出権取引制度内のCO2排出総量を削減する具体的手段として、排出枠の購入・相殺に2018~2040年に毎年3億SEK(約36億円)、また開発協力の枠組みで中低所得国の気候対策資金として2017~2020年に5億SEK(約60億円)を充てた。

情報源 スウェーデン政府 プレスリリース
国・地域 スウェーデン
機関 スウェーデン政府
分野 地球環境 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | 気候変動 | 鉄道 | 排出削減 | 交通 | 排出枠 | 都市環境 | 予算 | スウェーデン政府
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