スイス・ジュネーブで開催中のモーターショーで、2050年までに自動車の燃料消費量を50%削減する道筋を示す報告書が公表された。報告書は、国連環境計画(UNEP)、国際エネルギー機関(IEA)等が参加する「グローバル燃料経済イニシアティブ(GFEI)」が策定したもので、世界的なプログラムによって、年間2ギガトンのCO2排出量を(EUの現在の年間排出量の半分に相当)削減する方法を提示した。世界の自動車交通量は2050年までに3倍に増加すると見込まれ、燃費改善は喫緊の課題である。示されたアジェンダは斬新だが達成可能なもので、性能のよいエンジンやドライブトレイン、効率的なタイヤや軽量素材の利用等、コスト効率のよい既存の技術を活用する。2009年の目標としては、1)欧州、北米・南米、アジアで地域別評価を行い、組織づくりを開始、2)国の燃費政策づくりを支援するパイロット事業4件を開始、3)燃費に関する情報データベース、資料、ウェブサイトの開発、4)G8や国連プロセスへの参加、が挙げられている。
情報源 | 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国際エネルギー機関(IEA) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 燃費 | 自動車 | 国際エネルギー機関 | IEA | ジュネーブ | モーターショー | グローバル燃料経済イニシアティブ | GFEI |
関連ニュース |
|