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 ドイツ連邦環境省、再生可能エネルギー研究への支援に関する年次報告書を公表

発表日:2009.03.06


  ドイツ連邦環境省は、再生可能エネルギー研究に対する支援をまとめた2008年度年次報告書を公表した。2008年度は、169件の新規研究事業に対し、総計1億5000万ユーロ以上を助成。これは、前年度を3分の1以上、上回る額であるという。2008年の主要な事業としては、洋上風力発電試験場「alpha ventus」における研究や、風力エネルギー研究の重要な一歩となったフラウンホーファー風力エネルギー・エネルギーシステム技術研究所(IWES)の設立が挙げられている。また、地熱発電の分野では、地質学に基づいたオンライン地図が完成し、ボーリングを行う際のリスクが激減。年末には、太陽熱タワー発電所がユーリッヒに完成し、電力供給が開始された。ガブリエル環境大臣は、「再生エネルギーの利用を促進するあらゆる技術はこれからも開発していく必要があり、コストの削減に協力していきたい」とコメントした。この報告書は無料で配布され、2009年5月には英語版が公表される。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 地球環境
キーワード 風力発電 | 再生可能エネルギー | ドイツ連邦環境省 | BMU | IWES | 地熱発電 | 太陽熱発電
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