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 フランス、熱帯太平洋東部のクリッパートン島を海洋保護区に指定

発表日:2016.11.23


  フランス政府は、熱帯太平洋東部にあるフランス領のクリッパートン島を海洋保護区に指定した。クリッパートン島はメキシコ西岸から西に約1300km離れた太平洋上の環礁(環状のサンゴ礁)で、面積は全体で約6km2、そのうち3.7km2のサンゴ礁はこの海域最大であり、環礁は海域で唯一だという。同国環境・エネルギー・海洋省(MEEM)によると、クリッパートン島はこの海域の海洋生態系の機能に重要な役割を果たしており、海洋保護区に指定することで、シュモクザメ、オニイトマキエイ、オサガメなど、27種の絶滅危惧種が保護されるという。またこの指定は、コロンビア、コスタリカなどが生物多様性の保全と海洋資源の持続可能な利用を目指し活動する東部熱帯太平洋海洋回廊(CMAR)にフランスが参加する機会となり、この海域の生態系の機能に関する研究や、気候変動が生物多様性に及ぼす影響を監視する活動での科学的な国際協力が強化されるという。

情報源 フランス環境・エネルギー・海洋省(MEEM) プレスリリース フランス海外県省サイト クリッパートン島 東部熱帯太平洋海洋回廊(CMAR)(PDF)
国・地域 フランス
機関 フランス環境・エネルギー・海洋省(MEEM)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | サンゴ礁 | 絶滅危惧種 | 海洋保護区 | 海洋生態系 | 海洋資源 | 環礁 | フランス環境・エネルギー・海洋省 | MEEM | クリッパートン島
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