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 イギリス、2017年気候変動リスク評価で、気候変動の全国的影響が続くと予測

発表日:2017.01.18


  イギリス政府は、2017年版「気候変動リスク評価」を公表した。このリスク評価は、主に気候変動適応小委員会が2016年7月に公表した独立した証拠報告書に基づくもので、冬季および夏季の高温と降雨パターンの変化が全国の地域社会に影響を及ぼしているとして、これらのリスクに対処するための政府の投資と取組を示している。今回のリスク評価に続き、2018年には第二次「国別適応計画」が発表される予定となっている。イギリスは第一次国別適応計画を2013年7月に発表しており、それ以来、既に様々な適応策を進めてきた。例えば、水防の改善に6年間にわたり25億ポンド投資し、30万戸以上の住居の防護を改善したほか、高温関連の害から健康を守るためイングランドの熱波計画を改訂した。農業技術革新センターを新設し、食料業界と緊密に連携して食料供給の安全保障と回復力を確保した。また、持続可能な排水設備を主要な新開発に含める必要があることを明確にし、気候変動を考慮した25年間の環境行動計画を策定した。

情報源 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)
分野 地球環境
キーワード 気候変動 | 気温 | 予測 | 適応 | 環境影響 | 降雨 | リスク評価 | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省
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