「チャンピオンズ12.3」、食品廃棄物・食品ロス削減の投資に対するリターンは14倍と報告

発表日:2017.03.06

世界資源研究所(WRI)は、国連持続可能な開発目標12.3の達成に向け食品廃棄物・食品ロスの削減に取り組む政府や企業等のグループ「チャンピオンズ12.3」の調査報告書を公表した。現在、世界で生産される食料の約3分の1が廃棄または無駄になっており、経済や社会、環境に重大な影響を及ぼしている。報告によると、17カ国700企業の1200事業所で行われた食品廃棄物削減の取組(食品廃棄物・食品ロスの数値化・監視、食品貯蔵・加工処理の変更等)の費用と利益を分析した結果、ほぼ全ての事業所で利益が上回り、約半数で14倍以上のリターンがあったという。また家庭の食品廃棄物削減を目的にイギリスで2007~2012年に行われた取組(店内での情報発信、ジッパー付きサラダ袋など)では、家庭の食品廃棄物が21%も削減され、投資1ポンド当たり消費者や自治体に250ポンドの節約をもたらした。経済的利益だけでなく、温室効果ガス削減や食料安全保障の向上など様々な利点も指摘し、食品廃棄物削減の手法(目標設定・測定・行動)を政府や企業に呼びかけた。

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