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 世界資源研究所、ビジネスの成長を資源利用から切り離す必要があると指摘

発表日:2017.03.23


  世界資源研究所(WRI)は、将来のビジネスの成功のためには、資源に頼らず環境に影響を与えない経済成長を目指す必要があると報告した。2050年までに世界のGDPは4倍に、自然資源の消費は3倍になると予想される。WRIは、これからの企業の在り方に関する報告書をまとめ、歯止めなき消費に基づいた経済成長に警鐘を鳴らした。同報告書によると、大量の商品を大量に販売する現在のビジネスモデルは、環境に負荷を与え、ビジネスリスクにもつながる。資源が枯渇する中で企業が生き残るには、従来とは異なる方法で価値を提供して消費者のニーズに応える必要があるという。WRIはビジネスリーダーに向けて、シェア経済等の全く新しい生産・消費モデルを採用するよう提言し、そのための具体的な3項目も示している。内容は次の通り。1)自然資源をこれ以上消費せずに将来的な事業成長が見込めるかを検討する、2)率先して行動し、顧客や投資家、政策立案者、同業者との対話を変える、3)資源上の制約がある中でも生き残れるビジネスへと変革する。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 地球環境
キーワード 環境負荷 | 世界資源研究所 | WRI | ビジネス | 経済成長 | 自然資源 | 環境影響
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