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 国連気候変動枠組条約、産業のエネルギー効率化には多くの利益が伴うと指摘

発表日:2017.04.11


  国連気候変動枠組条約(UNFCCC)によると、技術執行委員会(TEC)は第14回会合における産業のエネルギー効率に関するテーマ別対話で、エネルギー効率化は気候行動の重要な一部であるだけでなく、他の多くの利益を伴うと結論付けた。国際エネルギー機関(IEA)の最近の研究によると、エネルギー効率技術には再生可能エネルギー技術と同程度の温室効果ガス排出削減の可能性があるという。さらに、産業の価値連鎖において、競争力の強化、製品のコスト効率向上、操業および維持費の削減、環境法令順守コストの低減、従業員の労働環境改善など多数の利益を生む。持続可能な開発目標(SDG)の17の目標のうち8以上は産業のエネルギー効率と材料置換によって達成が促進されるという。テーマ別対話では、中国、日本、南アフリカなどで行われた実際の解決策を検討した。南アフリカでは、政府が税制上の優遇措置で実施した産業のエネルギー効率を高めるプロジェクトにおいて、3200人のエンジニアらに研修を提供し、エネルギー効率化措置を実施する地域の能力を高めたという。

情報源 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 温室効果ガス | 気候変動枠組条約 | エネルギー効率 | UNFCCC | 排出削減 | 産業 | 気候行動 | SDG
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