国連気候変動枠組条約、気候変動の健康リスクが世界中で高まっていると報告

発表日:2017.04.12

国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、気候変動に関連する健康リスクが世界中で高まっているとする報告書を公表した。同時に、協調した国際的対応によって気候変動による健康への最悪の影響を一部回避できるという。同報告書は2017年5月8~18日にボンで開催されるUNFCCC第46回補助機関会合で各国政府に提示される。このなかで、気候変動の影響を受けやすい人々の健康が悪化する懸念があるとして、主に次の5点を挙げている。1)特に健康に悪影響が生じやすいのは、子供や高齢者、妊婦、社会的周縁者、健康問題を抱える人々である、2)気温上昇に伴って水媒介性等の伝染病が増える、3)マラリアやデング熱といった病気の伝染時期が長くなり地域的にも拡大する、4)熱波や極端気象等で疾患リスクが上昇し、気象関連災害によって居住地を追われる人々が増加する、5)洪水や干ばつ等による途上国での栄養失調が懸念される。また、同報告書は、健康影響を回避するための気候適応について、世界的な取組事例も提示し、国連や加盟国が強化すべき解決策にも言及している。

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