北極評議会、北極圏の気候は急速かつ予想外の変化を示していると警告

発表日:2017.04.26

北極評議会の北極圏監視評価プログラム作業部会(AMAP)は、北極圏の気候が急速かつ予想外の変化を示しているとする科学的評価を公表した。2011~2015年の北極圏は観測史上最も高温であり、過去50年間に世界全体と比べ2倍以上の速度で温暖化しているという。21世紀半ばまでに北極圏の秋季および冬季の気温は20世紀後半より4~5℃上昇すると予測されている。特段の対策のない自然体ケースでは、北極圏の冬季の平均気温は2100年に20世紀後半より12℃上昇すると見込まれている。ただし、パリ協定に近い排出削減シナリオでは約6℃の上昇に抑えられるという。海面上昇は、温室効果ガス濃度の現在の上昇傾向が続けば、北極の陸氷の融解によって2006年から2100年にかけて25cm以上上昇する可能性がある。しかしパリ協定の目標を達成すれば、自然体ケースと比べ地球の海面上昇を20cm以上回避できる可能性があるという。

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