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 国際エネルギー機関、2017年のクリーンエネルギー進捗報告書を公表

発表日:2017.05.16


  国際エネルギー機関(IEA)は、幅広いクリーンエネルギー技術・部門における進捗状況を調査した報告書を公表した。エネルギー技術展望2017でモデル化された温暖化を2℃に抑えるための2025年の基準等を基に、2060年までの長期排出目標の達成に向け、技術・省エネ・排出削減の対策が進んでいるかを検証した。各技術の動向を技術普及、市場創出、技術開発の観点で評価し、具体的に、現在の導入率やエネルギーミックス全体に占める割合、技術導入・推進のための政策・規制の実施等で進捗を検証した。2016年は、調査対象の26技術のうち3技術(陸上風力・太陽光、電気自動車、蓄電)が持続可能なエネルギー転換に向け順調に進展しているが、8技術は大幅に遅れており、新たな政策が必要だという。多くの技術の更なる進展を阻む障害を打破するには、特に官民によるクリーンエネルギーの研究開発・実証(RD&D)への堅調な投資拡大が必要と指摘。報告書の特集では、現在の官民の投資パターンの情報不足を取り上げ、今後の改善について提案した。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境
キーワード 風力発電 | 太陽光発電 | 電気自動車 | 途上国 | 国際エネルギー機関 | IEA | クリーンエネルギー | 蓄電 | 技術 | 経済成長
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