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 フランスリサイクル企業連盟、国内の回収・リサイクルによる環境と資源への効果を発表

発表日:2017.05.30


  フランスのリサイクル企業連盟(FEDEREC)は、環境エネルギー管理庁(ADEME)等と協力して資源リサイクルの環境評価を実施した。今回の調査でFEDERECは、市場を代表する鉄、アルミ、銅、紙、ダンボール、ガラス・プラスチック容器、骨材など10分野を対象に、ADEMEのライフサイクル分析手法を使用して、廃棄物の収集から、分別、再生一次材料の生産と加工、リサイクルによって回避できた中間材料の生産や最終処分まで詳しく分析した。その結果、2014年にリサイクルによって回避できたCO2排出量は約22.5 Mt、一次エネルギー消費量は原子炉18基分に相当する約124 TWhになることがわかった。また、鉄のリサイクルだけで毎年エッフェル塔1200基分の材料が回収されたという。フランスは循環型経済を推進しており、廃棄物(非有害・活性)のリサイクル率を2020年までに55%、2025年までに65%に上げ、建物と公共事業の廃棄物も2020年までに70%を材料として再利用するという目標を掲げている。

情報源 フランス環境エネルギー管理庁(ADEME) プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード ライフサイクル | リサイクル | CO2排出量 | ADEME | フランス環境エネルギー管理庁 | 環境評価 | エネルギー消費量 | FEDEREC
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