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 クウェート、名古屋議定書の100番目の批准国に

発表日:2017.06.07


  生物多様性条約(CBD)は、2017年6月5日にクウェートが「遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関する名古屋議定書」を批准し、批准国は100か国に達したと発表した。名古屋議定書は、遺伝資源へのアクセスに関して予測可能な条件を規定し、その利用から生じる利益の公正・衡平な配分の確保を支援する、CBDの補足合意。2010年10月に名古屋で開催されたCBD第10回締約国会議(COP10)で採択され、2014年10月12日に発効している。クリスティアナ・パスカ・パルマCBD事務局長は、「今回の批准は同議定書とCBDにとって重要な節目。持続可能な開発に寄与する重要な同議定書への参加を世界に促すものであり、喜ばしく思う」とし、クウェートの批准を称えた。なお、クウェートは同日、遺伝子組み換え生物等(LMO)によるリスクから生物の多様性を守ることを目的とした、CBDの「バイオセーフティに関するカルタヘナ議定書」も批准しており、同議定書の批准国は171か国に達したという。

情報源 生物多様性条約(CBD) プレスリリース(PDF) 生物多様性条約(CBD) 名古屋議定書の採択に関する補足説明
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約(CBD)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性条約 | CBD | カルタヘナ議定書 | 遺伝資源 | ABS | 利益配分 | 名古屋議定書 | 批准 | クウェート
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