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 国連海洋会議、海洋環境の回復のための緊急対策に合意し閉幕

発表日:2017.06.09


  2017年6月5~9日に開催された国連海洋会議は、海の健全性に関する持続可能な開発目標(SDGs目標14)を中心議題とした初の国連会議であり、海洋環境の劣化を食い止め健全性を回復するための措置を早急に取ることが全会一致で合意されるなどの成果を上げた。同会議には加盟193カ国の政府、NGO、民間部門、科学・学術界等の関係者が多数参加し、海洋汚染や違法漁業、乱獲、海洋酸性化、公海におけるガバナンスの欠如を含む様々な海洋問題について議論がなされた。各国は、我々の生活は海の健全性や生産性と密接不可分であるとの認識のもと、「断固たる緊急の行動をとる」という「行動の呼びかけ」に合意した。これには、プラスチックの使用を減らす、海洋酸性化や海面・海水温の上昇に対処する、沿岸生態系を保護する、持続可能な漁場管理を強化する、といった取組が盛り込まれている。また、参加者から1300以上の自主行動計画(コミットメント)が提示されるなど、海洋問題への世界的な意識高揚と、海洋の管理・保全に対するアプローチに大きな進展がみられた。

情報源 国連海洋会議 プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連海洋会議
分野 地球環境 自然環境
キーワード プラスチック | 海面上昇 | 海洋汚染 | 海水温 | 海洋酸性化 | 沿岸生態系 | 海洋環境 | SDGs | 環境回復 | 国連海洋会議
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