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 カナダ環境・気候変動省、水銀を含むランプの安全な処分のための国家戦略策定へ

発表日:2017.06.26


  カナダ環境・気候変動省は、水銀を含むランプを安全かつ環境上適正な方法で処分するための国家戦略の策定を求める議員提出法案が、国王裁可を得たと発表した。法案は、環境・気候変動大臣に対し、この国家戦略を州・準州政府と協力して策定するよう求めるもので、今後、この策定作業が先住民や環境団体、産業とも協議しながら行われることになる。国際社会においても、水銀の影響から人間の健康と環境を守るための国際条約である水俣条約が、カナダも含め50か国を超える批准をすでに得ており、2017年8月に発効する。水俣条約の求めに応じ、カナダは、わずかな例外を除き水銀の輸出を禁じる輸出規制をすでに発表したほか、2017年2月、水銀を含む使用済みランプから水銀が環境に放出しないようにする管理方法を、小売業者、輸送業者、リサイクル業者が導入するよう促す自主的行動規範も公表している。今回の国家戦略の策定は、すでに進行中のこうした取組をさらに進めるものと位置付けられている。

情報源 カナダ環境・気候変動省 プレスリリース
国・地域 カナダ
機関 カナダ環境・気候変動省
分野 健康・化学物質
キーワード 水銀 | 健康影響 | 環境影響 | 国家戦略 | 適正処理 | 水俣条約 | カナダ環境・気候変動省 | ランプ
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