ドイツ、侵略的外来種の国内規制法を可決

発表日:2017.07.10

ドイツ連邦参議院は、侵略的外来種の持ち込み・拡散の防止と管理に関する法律を可決した。これは侵略的外来種に関するEU規則(2015年)をドイツ国内で実施するための国内法である。新法により、侵略的外来種の輸入、飼育、繁殖、販売、放出等が禁止される。だたし不可欠とされる研究目的などに関しては適用除外も認められている。また、連邦自然保護法に必要な規則を設け、EU規則の禁止事項に違反した場合、管轄官庁が措置を講ずることが可能になる。さらに、州は侵略的外来種の拡散による悪影響を防ぐための管理対策を策定することになり、そのための手続きも定められた。侵略的外来種は世界中で在来種を脅かしており、ドイツでは、EUの侵略的外来種リスト(ユニオンリスト)に掲載されている37種のうち少なくとも24種が生息し、本来はアジアを生息域とするチュウゴクモクズガニやシカ科のキョンなども確認されている。新法により侵略的外来種の拡大による生物多様性への悪影響の軽減が期待されるという。

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