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 インド、ESCO事業に大きな可能性

発表日:2009.04.24


  世界資源研究所(WRI)は、インドにおけるエネルギーサービス会社(ESCO、エネルギーパフォーマンス契約に基づいて省エネ事業等を実施し、節約できたエネルギー代を収入とする企業)への投資の可能性を分析した報告書を公表した。インドのエネルギー需要は2030年までに倍以上になる見込みで、国内外のエネルギー効率化技術事業者、機器メーカー等には、革新的な省エネ方法を開発することが強く求められているという。報告書によると、この可能性の実現に鍵を握るのがESCOで、インドのESCO産業は2002~2007年にかけて年率96%の成長を遂げ、2008年にはさらに62%の成長が見込まれている。インドのESCOの省エネ事業の多くは2年以内に資本を回収し、顧客は事業前のエネルギー代の20~25%を節約できている。インド全体では100億ドルの投資で、年間1835億kWhの省エネが可能だという。ただし、インドのESCOは、アメリカ、ブラジル、中国に比べて比較的小規模。この原因の一つは、資金へのアクセスの不足だという。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 地球環境
キーワード ESCO | 省エネルギー | 世界資源研究所 | WRI | インド | エネルギー効率化
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