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 ノルウェー、エチオピアの森林保護支援に8000万ドルを拠出

発表日:2017.08.16


  ノルウェー政府は、エチオピアが2020年までに持続可能な森林管理と森林再生を実施するために、およそ8000万ドルの資金を提供する協定書に調印した。エチオピアに残る自然林の保護と、同国林業の構造転換を目指す。エチオピアは温室効果ガス(GHG)排出量を2010年水準にとどめつつ2025年までに中所得国となることを目指すグリーン経済戦略を立てており、2025年までにGHG排出を現状維持に比べCO2当量で2億5500万トン減らすことを計画している。削減分の半分は森林の保護再生によって達成する予定で、自然林の保護と空前の規模の森林再生が必要となる。ノルウェーの支援は森林再生コスト引き下げのための技術革新と新たな官民連携が中心で、その成功は、エチオピアのみならず大規模な森林再生を計画するすべての国にとって重要になるという。森林は、地球温暖化防止のほか、大半が天水農業に頼り、豪雨、干ばつ、異常気象など気候変動に対して脆弱なエチオピアの国民にとっても重要で、森林分野への投資には多面的なメリットが見込まれている。

情報源 ノルウェー気候・環境省 プレスリリース
国・地域 その他
機関 ノルウェー気候・環境省
分野 地球環境 自然環境
キーワード 温室効果ガス | 森林管理 | 林業 | 持続可能性 | 森林保護 | 森林再生 | エチオピア | GHG | ノルウェー気候・環境省
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