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 ドイツ、騒音が子供の健康に及ぼす影響について調査結果を公表

発表日:2009.04.28


  ドイツ連邦環境庁(UBA)は、道路騒音や余暇活動の音が子供の健康に及ぼす影響を調査した結果を発表した。8~14歳の子供1084人を対象に調査したところ、8人中1人に聴力の低下が見られた。6人中1人は交通量の多い場所に住んでいるという。また、子供部屋が道路に面している子供たちも3分の2に上り、こうした子供たちには、平均的に血圧の上昇が見られた。11~14歳の子供に関しては、日中は6人に1人、夜間は12人に1人が道路騒音に悩まされていた。また余暇活動については、11.4%の子供が音楽の音量を上げて聴いた後の耳鳴りを訴えている。年齢・性別・社会的地位・移民・都市の規模および東西ドイツどちらの地域に属するによって調査結果を評価したところ、社会的地位が低い家庭の子供への被害がより多くみられた。UBAのホールツマン副長官は、騒音は大人と同様、子供にもストレスの要因となるが、この調査結果を真摯に受け止め、子供たちを騒音から守る対策を講じる必要があるとしている。

情報源 ドイツ連邦環境庁(UBA) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境庁(UBA)
分野 大気環境
キーワード 健康 | ドイツ連邦環境庁 | UBA | 騒音
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