スウェーデン環境・エネルギー省、植物保護剤の個人利用を禁止する方向へ

発表日:2017.10.03

スウェーデン環境・エネルギー省は、スウェーデン政府が化学物質含有の植物保護剤(化学農薬)の個人利用を禁止するための審議会を設置し、グリホサート(植物保護剤の有効成分)に関しては今秋のEU協議において欧州化学物質庁(ECHA)の評価を尊重すると伝えた。化学農薬は植物を雑草や害虫から保護するための薬剤で、不用意に使用されれば人の健康や環境に危険を及ぼすおそれがある。たとえば土壌や地表水の汚染や、ミツバチ等の花粉媒介昆虫へ害が懸念される。農業従事者による業務上の使用には研修等の規制があるが、個人利用にはそれがなく、不注意な使用で農薬に含まれる有害物質に子どもが曝露する事態も懸念される。このため、スウェーデン政府は個人的な使用を国全体で禁止するための審議を開始する。グリホサートは世界で最も広範に使用されている植物保護剤の1つで、ECHAはこれまで同保護剤に関する研究を精査し、発がん物質として分類すべきでないと結論付けている。スウェーデンはEUでグリホサートが再認可された場合も、個人利用を禁じるとともに業務での使用を慎重に規制するとしている。

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