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 国連気候変動枠組条約、2016年に39の国連機関が気候中立を達成したと報告

発表日:2017.11.27


  国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、UNFCCCを含む39の国連機関が2016年に気候中立を達成したと報告した。これは、67の国連機関の施設や活動から排出された温室効果ガス等に関する国連の年次報告書で示されたもので、持続可能性とエネルギー効率化の広範な措置の実施や、出張等による炭素排出を途上国の炭素削減事業で相殺することにより気候中立が達成できたという。UNFCCCでは、炭素削減の取組(再生可能エネルギー100%の電源、高い環境基準に則った本部建物、事務所設備のエネルギー効率化等)を実施し、温室効果ガスの直接排出量が2015年のCO2換算3333トンから2016年には3177トンに減少。そのうち96%が飛行機移動、3%がUNFCCCの施設、1%がその他移動手段からの排出で、職員1人当たりの排出量はCO2換算6.35トンで国連機関の平均7.18トンより少なかった。また2020年までに国連システム全体で気候中立を達成することを目指す国連の2016年排出量はCO2換算で190万トンだった。

情報源 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)
分野 地球環境
キーワード 国連 | 温室効果ガス | 気候変動枠組条約 | 途上国 | エネルギー効率化 | UNFCCC | 排出削減 | 気候中立 | 持続可能性 | 炭素排出
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