欧州環境庁(EEA)は、欧州における再生可能エネルギーへの移行について2015年までの公式統計と2016年の暫定値に基づく報告書を公表した。これによると、再生可能エネルギーは2016年にEUで新設された発電容量の86%を占め(世界全体では約62%)、EUの最終エネルギー消費に対する再生可能エネルギーの割合は、2014年の16.1%から2015年に16.7%、2016年は16.9%と増加。過去2年間に増加のペースは鈍化したものの、2020年までに再生可能エネルギーの割合を20%とするとしたEU目標は達成できる見込みだという。2005年以降のEUにおける再生可能エネルギーの拡大は化石燃料の消費や温室効果ガスの削減をもたらし、EUの一次エネルギー消費も2%減少。EU内の最終エネルギー消費における再生可能エネルギーの割合は国により差があり、スウェーデン・フィンランド等は30%超、ルクセンブルグ・マルタ等は9%未満である。また再生可能エネルギーの主要市場部門は依然として暖冷房だという。
情報源 | 欧州環境庁(EEA) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州環境庁(EEA) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 温室効果ガス | 化石燃料 | 欧州環境庁 | EEA | エネルギー消費 | 発電容量 |
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