2000~2005年にかけて人為起源の温室効果ガス排出量が15%も増加したことが、欧州委員会共同研究センター(JRC)とオランダ環境評価庁(PBL)の共同事業である、大気研究用排出量データベース「エドガー(EDGAR)v.4.0」によって明らかになった。1990~1995年の3%増、1995~2000年の6%増と比べると、急増していることが分かる。世界全体の温室効果ガス排出量(CO2換算)は、1970年240億トン、1990年330億トン、2005年410億トンとなり、京都議定書の基準年である1990年から2005年までの間、合計5600億トンの温室効果ガスが大気中に放出された。エドガーによれば、温室効果ガス排出量は、2004年以降、工業国よりも途上国の方が多くなったが、1人当たり排出量は途上国の方がかなり少ない(途上国4トン対工業国15トン)。同プロジェクトのウェブサイトからは、国別排出量の詳細を示す分布図などがダウンロード可能である。
情報源 | 欧州委員会共同研究センター(JRC) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州委員会 共同研究センター(JRC) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | CO2 | 温室効果ガス | 京都議定書 | JRC | 欧州委員会共同研究センター | オランダ環境評価庁 | PBL | エドガー | EDGAR |
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