世界気象機関(WMO)は、2018年2月1日に極域予測年(YOPP)の北極圏冬季特別観測期間(SOP1)が開始されたことを報告した。YOPPは、WMOの世界気象研究計画(WWRP)が極域における環境予測能力を高めることを目的に起ち上げた国際プロジェクト。2017年半ばから2019年半ばにかけて、観測、モデリング、予測、検証、教育活動を実施し、気候変動が極域で及ぼす影響に対処するための知見を蓄積する。SOP1では、欧州気象サービスネットワーク(EUMETNET)や各国の気象局、研究機関の協力のもと北極圏各地で1500以上のラジオゾンデを打ち上げて気象観測を強化し、北極海全域にわたる自律型海洋観測ブイの配備を目指しユーラシア北極沿岸付近へのブイ配備を開始する。また、気象・気候モデリングで重要となる極域のプロセスに焦点を当てた複数の野外観測プロジェクトが計画されており、陸・海の表面と極域の大気境界層との相互作用に影響するプロセスを分析するプロジェクトなどがある。
情報源 | 世界気象機関(WMO) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 世界気象機関(WMO) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 気候変動 | 世界気象機関 | WMO | 北極圏 | 予測 | 気象観測 | 極域 | YOPP |
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