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 国連気候変動枠組条約、ガラパゴス諸島とジュネーブの空港が炭素中立を達成したと報告

発表日:2018.02.13


  国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、空港カーボン認証(ACA)プログラムのもとでガラパゴス諸島のエコロジカル空港とスイスのジュネーブ空港が炭素中立を達成し、最高位の「レベル3+」(中立化)認証を取得したと報告した。ACAプログラムは、2009年に国際空港評議会(ACI)欧州地域が開始したもので、空港のCO2排出管理に対して4段階(排出量の算定、削減、適正化、中立化)の認証基準が設けられている。両空港は、省エネや再生可能エネルギーの活用といったCO2削減努力に加え、バイオマス関連のプロジェクトに投資する等のカーボンオフセットに取組んでいるという。今回の認定によって炭素中立を実現した空港数は37となり、中でもエコロジカル空港は中南米・カリブ海地域の空港としては初めての「レベル3+」取得となった。現在、32億人の旅客が利用する世界の211空港がACAの認証を取得している。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると、航空部門の温室効果ガス排出量は世界全体の2%に相当し、そのうち5%を空港運営関連が占める。

情報源 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)
分野 地球環境 環境総合
キーワード カーボンオフセット | 気候変動枠組条約 | UNFCCC | スイス | ジュネーブ | 空港 | ガラパゴス諸島 | 炭素中立 | 国際空港評議会 | ACI
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