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 世界資源研究所とマサチューセッツ工科大学、世界の地域別水管理状況を把握する方法を開発

発表日:2018.03.06


  世界資源研究所(WRI)とマサチューセッツ工科大学(MIT)は、水道事業者や自治体の水管理状況に関する世界規模のデータベースを構築する方法を開発した。現在、水に関しては質や量、汚染状況等の情報は多数あるが、水道料金、利用制限等の規制、水道施設の維持管理状況、危機対応策等の地域別の管理状況についてまとまった情報はない。多国籍企業は自らの事業運営上渇水等の水供給リスクに対応するため、自然界の水循環や需給傾向だけでなく水の管理状況についても定期的にモニタリングし情報を収集している。発表された方法は、これら情報を調整し共有してマッピングするもので、水危機の地域別の把握と対処につながる。公的機関は、地域情報を得て水を有効利用し水管理を改善することができる。企業は、事業適地を見つけ地元の水道事業者と協力できる。今後このデータベースは、WRIが開発した水リスク世界地図AQUEDUCT(アキダクト)に関連付けられ、世界の水リスクを総合的に示すものとなる。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 水・土壌環境 環境総合
キーワード 水道 | 水循環 | 世界資源研究所 | WRI | データベース | 水供給 | 水管理 | 水リスク | マサチューセッツ工科大学 | アキダクト
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