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 国際エネルギー機関、北欧諸国で電気自動車の導入が急速に進んでいると報告

発表日:2018.03.08


  国際エネルギー機関(IEA)は、北欧諸国で電気自動車の導入が急速に進み、世界を牽引していると報告した。北欧5か国の電気自動車数は2017年末に約25万台(世界全体の約8%)で、2030年までに400万台に達すると見込まれている。北欧5か国は、中国とアメリカに次ぐ世界で3番目に大規模な電気自動車市場であり、ノルウェーでは電気自動車の市場占有率は39%と世界一になっている。導入拡大の主要因は、電気自動車の購入費を低減する政策措置で、流通税の引き下げ、道路使用料や駐車料の免除、バス専用車線の利用許可などの措置も効果が表れている。また、公共充電所の設置も消費者の電気自動車購入を後押ししている。北欧諸国はエネルギーシステム脱炭素化の意欲的約束を公表しており、ノルウェーは2025年までに販売車両を全て無排出ガス車にすると宣言している。北欧5か国で電気自動車が電力需要に占める比率は、2017年には1%未満で配電網への負荷とはなっていないが、2030年には2~3%に増えるため、IEAは需要側の管理が必要になるだろうとしている。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 電気自動車 | 排出ガス | 国際エネルギー機関 | IEA | ノルウェー | 電力需要 | 脱炭素化 | 配電網 | 北欧
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