世界気象機関、弱いラニーニャ現象は収束に向かい、ENSO中立に移行する見通しと報告

発表日:2018.03.28

世界気象機関(WMO)は、エルニーニョ・ラニーニャ現象の現況と予報の最新情報(2018年3月版)として、熱帯太平洋の中部から東部の海水温は平均より低い水準が続いて弱いラニーニャ現象を示していたが、2018年第2四半期にはラニーニャでもエルニーニョでもない中立(ENSO中立)の状態に戻る見通しだと報告した。2017年後半に始まったラニーニャは2018年第1四半期まで続いたが、2月には主要大気パターンや海水温は中立状態に戻る兆しを示した。モデルの予測や専門家の評価でも、ラニーニャは75~80%の確率で2018年の第2四半期に中立状態に戻るとされる。ただしWMOは、エルニーニョ・ラニーニャだけが世界の気候パターンを決定づける要因ではなく、地域レベルではENSOや地域ごとの気候要因の相対的影響を評価して季節的展望を考慮する必要があるとしている。この最新情報は、WMOがほぼ3か月ごとに国際気候・社会研究所(IRI)と世界各地の諸機関の協力により、国連の自然災害軽減の活動への情報提供のために作成している。

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