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 ドイツの科学者ら、外食産業の持続可能性を測る指標を開発

発表日:2018.04.04


  ヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所などの科学者は、外食やケータリングの部門での持続可能な生産と消費の普及を目指し、その事業の持続可能性評価ツールを開発するプロジェクト(NAHGast)を実施した。食は世界の自然資源の消費量の3割を占めるため、その環境負荷を減らすことが重要である。プロジェクトの報告書では、外食部門の事業活動、すなわち料理の提供における持続可能性を評価するツールとして二段階の指標を提示している。この指標の選定基準としては、1)指標が伝える情報内容、そのわかりやすさ、2)指標の利用が使い手にとって現実的か、十分なデータが存在するか、3)科学的妥当性があるか、が考慮された。この指標を利用することによる可能性と課題も報告された。実際にこのツールを用いて多くの料理の評価が行われ、有益な成果が得られているという。ただし、この結果は正確な測定というより、外食の持続可能性を大まかに示すものである。科学者らは、今回明らかになった課題は今後さらに改善していく必要があるとしている。

情報源 ドイツ ヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所 プレスリリース 報告論文 ドイツ ヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ ヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所
分野 環境総合
キーワード ドイツ | 持続可能性 | 自然資源 | ヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所 | 消費量 | 外食産業 | 持続可能性評価ツール | NAHGast
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