デンマークエネルギー庁は、同国で2017年に再生可能エネルギー消費量が大幅に増加したと報じた。エネルギー消費量は2016年からほぼ横ばいだったが、燃料の内訳が石炭と天然ガスから再生可能エネルギーと石油に移行した。電力輸出入と気候変動性を考慮したエネルギー消費量の補正値で、2016年から2017年に石炭は21%減、天然ガスは5.1%減、再生可能エネルギーは10.9%増、石油は2.9%増だった。これは主に2016年は風速が弱く風力発電量が少なかったのに対し、2017年は風速がほぼ平年並みだったことによる。エネルギー消費によるCO2排出は実測値で5.4%減、補正値で5.3%減だった。同国の全温室効果ガス排出は、実測値で3.9%減、補正値で4.0%減と見込まれる。エネルギー消費量(補正値)に再生可能エネルギーが占める比率は、2016年の29.1%から2017年には32.3%に上昇した。これには、風力エネルギーとバイオガスの消費増などがあるという。
情報源 | デンマークエネルギー庁 プレスリリース |
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国・地域 | デンマーク |
機関 | デンマークエネルギー庁 |
分野 | 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | バイオガス | CO2排出 | 温室効果ガス排出 | エネルギー消費量 | デンマークエネルギー庁 | 風力発電量 | 電力輸出入 | 気候変動性 |
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