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 フランス、都市の大気汚染対策を推進

発表日:2018.04.13


  フランス環境省は、パリ周辺など大気汚染が深刻な14の地域が作成した大気質向上のためのロードマップを公表した。ロードマップは、すべての活動領域、特に輸送、住宅、都市計画、農業、産業、金融、市民の意識啓発において、大気汚染物質の排出を短期に抑制するための具体策をまとめたもので、大気汚染の監視区域が設定されている県や地域圏の知事らにユロ環境大臣が作成を指示していた。大臣は、ロードマップの対策のフォローアップと強化を促すとともに、この対策が早急に実施されるかどうか注視していくと述べた。環境省では、こうした地方レベルの取組に応え、国レベルでも近日中にさらなる施策を打ち出すとしている。既にフランスでは大気汚染対策として低汚染車ステッカーCrit’Airや車両交換奨励金などが広がりを見せている。車両の大気汚染物質排出レベルを示すステッカーは1000万枚が配布され、古い車両を処分しCO2排出量が130g/km未満の新車に買い替える際に1000ユーロの補助が受けられる交換奨励金制度は、開始から3か月で2万5000人が利用したという。

情報源 フランス環境省 プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス環境省
分野 大気環境 環境総合
キーワード CO2 | 大気汚染 | 環境大臣 | ロードマップ | パリ | フランス環境省 | 低汚染車ステッカー
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