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 イギリス、海洋保護区ネットワーク「ブルーベルト」の過去最大の拡張計画を発表

発表日:2018.06.08


  イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は6月8日の世界海洋デーに、41の海洋保全ゾーン(MCZ)を新設する計画を発表した。これにより約1万2000平方キロメートルが新たに保護対象となり、イギリスが推進する保護海域のネットワーク「ブルーベルト」の過去最大規模の拡張となる。MCZは2013年の第1次、2016年の第2次指定において合計50水域がすでに指定を受けており、今回が最後の指定となる。今回の41水域は、南西部からスコットランドとの境界近くのベリックまでのイングランドの海岸全域と北アイルランド沖を含み、タツノオトシゴ、クラゲ、海藻の希少種や生息地が保護される。保護水域内では新規の浚渫や大規模開発が禁止され、既存の活動も生息地の回復を優先し縮小または中止される。MCZは、イギリスが貴重な生息地や種を守るために設置している各種の海洋保護区の1形態に過ぎない。今回の指定が承認されれば、その他の種類の海洋保護区も含めた総計は約22万平方キロメートルとなり、イギリスの海岸の5分の2が保護されることになる。

情報源 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)
分野 自然環境 水・土壌環境
キーワード イギリス | クラゲ | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 | MCZ | 世界海洋デー | ブルーベルト | タツノオトシゴ | 海藻の希少種
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