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 イギリス、アフリカゾウの密猟を2024年までに半減させる計画を発表

発表日:2018.07.02


  イギリス政府は、2018年ロンドン野生生物違法取引国際会議を100日後に控え、野生生物違法取引を撲滅する新たな計画を発表した。計画では、象牙を目的とするアフリカゾウの密猟を2020年までに3分の1以上減らし、さらに2024年までに半減させることを目標とする。これを実現するため、象牙連盟2024という国際ネットワークを起ち上げ、国内の象牙取引禁止を約束する国の数を2020年までに30以上にし、違法行為に対する法執行の強化に取り組む。イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、野生生物違法取引チャレンジ基金から14プロジェクトに計450万ポンド提供する。プロジェクトは27か国で象牙需要の抑制、法執行強化、密猟に代わる生活手段の創出などに取り組む。スマトラトラやユキヒョウの密猟撲滅にも助成する。イギリスは2018年4月に国内の象牙取引禁止を発表しており、野生生物違法取引撲滅で世界を先導していくとしている。

情報源 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)
分野 自然環境
キーワード イギリス | Defra | アフリカゾウ | 野生生物違法取引 | 象牙連盟 | 野生生物違法取引チャレンジ基金 | スマトラトラ | ユキヒョウ
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