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 中国、大気質改善の3カ年行動計画を発表

発表日:2018.06.13


  中国国務院は、「青空防衛戦に勝利する3カ年作戦計画」を発表した。計画は、大気汚染物質総量、温室効果ガス排出、粒子状物質濃度を大幅に低減し青空を取り戻すための目標と対策、ロードマップを示し、北京・天津・河北地区と周辺、長江流域、汾河・渭河盆地を重点地区とする。目標年の2020年までに二酸化硫黄と窒素酸化物の年間総排出量を2015年比で15%以上低減、基準未達成都市の粒子状物質濃度を2015年比で18%以上低減する等の目標を掲げ、その達成のために、産業構造のグリーン化、エネルギー構成の見直しとクリーンで低炭素型の効率的なエネルギー政策の策定、石炭消費の抑制とクリーン暖房の推進、鉄道輸送の増加など輸送体系のグリーン化、砂防・植林の取組みと土地利用の見直し、大規模な啓発活動、地域間の連携とそのための組織作りを行う。取組みにより基準未達成都市の住民は1年のうち8割の日々を清浄な大気のもとで過ごせるようになり、汚染日は2015年比で25%以上減少する見込みだという。

情報源 中国生態環境省(MEE) プレスリリース
国・地域 中国
機関 中国生態環境省(MEE)
分野 地球環境 大気環境 環境総合
キーワード 窒素酸化物 | 二酸化硫黄 | 低炭素型 | 温室効果ガス排出 | 中国国務院 | 青空防衛戦 | 大気汚染物質総量 | 粒子状物質濃度
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