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 世界気象機関等、東南アジアの農家を支援する気象予報や農業保険サービスで協力へ

発表日:2018.07.25


  世界気象機関(WMO)は、気候変動リスクの管理を支援してベトナムやカンボジア、ラオス、ミャンマーの農家等を守るための国際プロジェクトに協力すると発表した。気候変動に起因する物理的・経済的な損害から、コーヒーや砂糖、米、キャッサバの生産に従事する小規模農家やアグリビジネス業者等を守るため、季節予報サービスや農業保険商品の開発などを行って、これらの国における短・長期的な気候適応・リスク管理を支援するという。プロジェクトの規模は1200万ドル、期間は4年と計画されており、オーストラリアの南クイーンズランド大学(USQ)、ベトナムの国際熱帯農業センター(CIAT)、イギリスの保険ブローカー、ウィリス・タワーズワトソンも参加する。世界的な気候学者であり、WMO農業気象委員会の委員長でもあるUSQのロジャー・ストーン教授は、同プロジェクトを通じて、農家等は極端気象への備えができると同時に気候変動に対する回復力を持つことができ、保険サービスによる長期的なメリット等も得られる、とみている。

情報源 世界気象機関(WMO) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 世界気象機関(WMO)
分野 環境総合
キーワード 世界気象機関 | 小規模農家 | 気候変動リスク | 国際プロジェクト | アグリビジネス業者 | 季節予報サービス | 農業保険商品
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