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 国連、ファッション業界の低炭素化を支援

発表日:2018.08.06


  国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、国連が、ファッション業界の持続可能な事業モデルへの移行を支援していることを報告した。UNFCCCは、2015年に開始した気候中立化キャンペーン(CNN)を通じて、持続可能なファッションを奨励してきた。また、2018年7月には、UNFCCCを含む10の国連機関が「持続可能なファッションに関する同盟」の設立を決めた。他にも、国連食糧農業機関(FAO)等が、木材を原料とした衣服を紹介する動画を制作するなどしている。ファッション業界の温室効果ガス及び廃水の排出量は、それぞれ世界全体の約10%、約20%を占める。繊維製品の85%が再利用されずに処分されているが、例えば、ジーンズ一着に必要な綿1キロを栽培するのに、人間一人が10年間に飲む量の水を消費する。こうした同業界の炭素排出量を削減することは、パリ協定の目標を達成する上で鍵となっている。なお、同業界の持続可能性をまとめた報告書によると、2018年は業界内で持続可能性のための取組が前年比6%増加したという。

情報源 国連気候変動枠組条約 (UNFCCC) プレスリリース 国連欧州経済委員会(UNECE)プレスリリース「ファッションの持続可能性を目指した国連同盟」 国連欧州経済委員会(UNECE)プレスリリース「森林産の環境に優しい服:国連開発計画(UNDP)親善大使ミシェル・ヨー氏による動画紹介」
国・地域 国際機関
機関 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)
分野 環境総合
キーワード 温室効果ガス | 廃水 | 国連食糧農業機関 | 炭素排出量 | 国連気候変動枠組条約 | パリ協定 | ファッション業界 | 気候中立化キャンペーン
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