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 世界の旅行観光業界、気候中立を約束

発表日:2018.08.13


  世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)は、2018年のWTTCグローバルサミットにおいて、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)と協働して旅行観光業における気候対策を実施することに合意し、気候中立化イニシアチブ(CNN)への参加文書に署名した。同イニシアチブは、UNFCCCが2015年に開始したもので、企業や団体、政府、市民に対し、2050年までに気候中立の実現を目指した取組を呼びかけ、温室効果ガス排出量の測定、削減、相殺を奨励している。今回WTTCは、世界150のメンバー企業にこうした気候対策を促すことを約束した。旅行観光業界は3億1300万人の雇用を抱え、GDPにして全世界の約10%を占めており、気候対策で果たす役割も大きい。WTTCは、2009年から積極的に気候対策を進めており、同業界の炭素排出量を2035年までに半減させることを目指すという。これまでにも「明日へのツーリズム賞」を設けて環境に配慮した取組を実施している企業等を表彰するなど、業界内の持続可能な成長を後押ししている。

情報源 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース UNFCCC「気候中立イニシアチブ(CNN)について」 WTTCプレスリリース「WTTCとUNFCCCが気候対策で連携(2018年4月)」
国・地域 国際機関
機関 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 炭素排出量 | 国連気候変動枠組条約 | 温室効果ガス排出量 | 世界旅行ツーリズム協議会 | WTTCグローバルサミット | 気候中立化イニシアチブ | 明日へのツーリズム賞
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