世界気候研究計画、過去25年間の海面上昇についてのデータセットの新たな評価を報告

発表日:2018.08.30

世界気象機関(WMO)によると、世界気候研究計画(WCRP)は、「地域の海面上昇と沿岸への影響」研究の成果の一つである「全球海面水位収支1993年から現在まで」を発表した。研究は、1993年以降入手可能となった衛星海面高度計による正確な観測値を利用して、平均海面水位の変動に寄与する要素(海洋熱膨張、氷床と氷河の消失、陸水貯留の変化等)の推計に利用される各種データセットを評価した。評価は、衛星による観測値と各要素の合計とを比較することによって行った。1993年以降の25年間、世界の海面は、平均で毎年0.1mm加速しながら3.1(± 0.3)mm上昇している。これに寄与する海洋熱膨張、氷河の消失、グリーンランドと南極の解氷はそれぞれ42%、21%、15%、8%で合計は86%となり、残りは陸水貯留の不確実性である。海面上昇は気候変動の最大の影響の一つで、正確な推計は重要であるが、最良の推計についてコンセンサスがない現状において本研究は意義がある。今後地域別の評価を行う。

情報源 世界気象機関(WMO) プレスリリース
報告書「全球海面水位収支1993年から現在まで」(PDF)
国・地域 国際機関
機関 世界気象機関(WMO)
分野 地球環境
自然環境
水・土壌環境
キーワード 世界気象機関/世界気候研究計画/全球海面水位収支/衛星海面高度計/海洋熱膨張/氷床と氷河の消失/陸水貯留の変化
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