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 デンマーク、大気と気候への悪影響のない国になる具体策を提示

発表日:2018.10.09


  デンマークエネルギー・電力・気候省は、清浄な大気と安定した気候を実現する38の具体的な取組を示した計画案「より環境に優しいな未来のための団結」を公表し、地球に対する責任を共有することを全国民に求めた。同国は、2050年までに気候中立を実現するという意欲的な目標を掲げており、新たな気候・環境基準を設定するなど環境政策で世界を牽引し、他国の行動喚起を図るという。計画案では2030年の気候目標達成に導く主な取組として、1)2030年までにガソリン・ディーゼルの新車販売を段階的に廃止、2)2030年までに都市部のバスからの炭素排出と大気汚染をゼロにする、3)気候・環境効率の良い農業の研究推進、4)環境区域の厳格化による大都市の大気清浄化、5)産業と住宅からの排出削減、6)気候ラベリングによる行動喚起、7)野や森林における炭素回収貯留技術の研究開発等を提示。この他、燃料規則違反の船舶の監視、低排出車の駐車割引、40万デンマーク・クローネ(約700万円)に満たない電気自動車の今後2年間の非課税等の具体策も示した。

情報源 デンマークエネルギー・電力・気候省 プレスリリース
国・地域 デンマーク
機関 デンマークエネルギー・電力・気候省
分野 地球環境 大気環境
キーワード 大気汚染 | 環境政策 | 気候中立 | 炭素排出 | デンマークエネルギー・電力・気候省 | より環境に優しいな未来のための団結 | 気候・環境基準 | ガソリン・ディーゼル | 大気清浄化 | 気候ラベリング
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